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映画『バンクーバーの朝日』「おかえり、“Asahi”」 伝説の野球チームの映画が凱旋、バンクーバー国際映画祭にてワールドプレミア上映! (2014/10/01)
戦前のカナダ・バンクーバーで、差別や貧困の中にあってもフェアプレーの精神でひたむきに戦い抜き、日系移民に勇気と誇り、そして希望を与え、さらには白人社会からも賞賛と圧倒的な人気を勝ち得た実在の野球チーム “バンクーバー朝日”。実際の記録をもとに、伝説の野球チームと、戦前の日系移民の壮大なドラマを描いた映画『バンクーバーの朝日』がこの度、カナダ・バンクーバーにて開催されている、第33回バンクーバー国際映画祭(9月25日~10月10日)の【特別招待作品(ガラプレゼンテーション)部門】にてワールドプレミア上映されました。
主演・妻夫木聡と亀梨和也、監督の石井裕也は9月29日の公式上映にあわせて現地バンクーバーを訪れ、到着早々に映画祭の公式記者会見へ出席。今年は、伝説の野球チーム“バンクーバー朝日”創設100年ということもあり、現地マスコミからの関心も高く、会見には22の現地媒体が集まりました。今回で5回目のVIFF出品となる石井監督は「バンクーバー国際映画祭には7年前に初めて来てから何度か参加しており、親しみを持っていましたが、こうしてバンクーバーを舞台にした映画をつくることになり、非常に縁を感じています」とコメント。記者からは「(妻夫木、亀梨に対し)役者の道を進んでよかったことは?」や「(監督に対し)7年前の自分に何と声をかけたいですか?」など様々な質問があがりました。
続くレッドカーペットには、あいにくの雨模様にも関わらず、約1000人のギャラリーがつめかけており、妻夫木、亀梨、石井の3名は、辺り一帯を埋め尽くす熱狂したファンの声援に送られ会場入りしました。
現在でも日系移民の多い当地。「バンクーバーの朝日」の存在は早くから注目されており、ワールドプレミアの上映チケットは発売開始から48時間で完売に。ワールドプレミア上映の会場である『Centre for Performing Arts』の1800の座席も満席の状態。映画ファンや石井監督のファンだという人、日本文化に興味を持つ若者はもちろん、実際の“バンクーバー朝日”を知っていると見受けられる世代も多く、客層・年代ともに幅広い観客が集まっていました。
上映前には妻夫木、亀梨、監督の3名が登壇。それぞれ英語にて「ここに来ることができてとても嬉しいです。」(妻夫木)、「今とても興奮しています。映画を楽しんで行ってください。」(亀梨)と挨拶をしました。
さらにこの日、“バンクーバー朝日”で実際にプレーし、現在もカナダに在住しているケイ上西(かみにし)功一さんが会場に駆け付け、登壇しました。現在92歳の上西さんは、2003年に“バンクーバー朝日”がカナダ野球殿堂入りチームとなった際、かつての所属選手として表彰式に参加した一人。キャスト・監督と熱い握手を交わし、「この映画をつくるため何度も日本からカナダにおみえになり、私もインタビューに臨んだ結果、映画が出来上がり、このバンクーバー国際映画祭にて世界初公開されることを大変有難く思う次第でございます。また、朝日がカナダの時代の一点に加わったことを光栄に思う次第です。そしてこの素晴らしい映画をつくってくださったご一同に厚く御礼申し上げます。」と挨拶。その後、キャスト・監督とともに、完成した「バンクーバーの朝日」をこの日初めて鑑賞しました。
上映中は、登場人物たちのたわいもない、でもどこかおかし味のあるやりとりで何度も笑いが起き、また、本物の野球観戦さながら、朝日がぼろ負けしたシーンでは嘆息が会場を包んでいました。逆転すると拍手が起き、「うまい!」「がんばれ朝日!」などといった掛け声も。本編が終了すると、場内にはスタンディングオベーションが起こり、作品を称える声にあふれました。バンクーバーでのワールドプレミアが決定した際「現地の人に、朝日が持っていた誇りを伝えたい」とコメントしていた妻夫木。その想いが実現している確かな手応えをかみしめるように、あたたかな拍手の中で声援に応えていました。
以下、キャスト・監督のコメントになります。
バンクーバー国際映画祭ワールドプレミア上映後のコメント
≪妻夫木聡≫
きっと受け入れてくれると信じて今日ここにやって来ましたが、想像を越えていて、映画を観ながら応援する声や笑い声を聞いた瞬間に涙が出てきました。こんな映画に自分が関わっているということが誇らしいですし、僕たちが刻み込んだ想いは、確実にバンクーバーの人たちにも伝わっていると身をもって感じました。
会場の反応を聞いていたら、作品の中のレジーの気持ちと似ているのですが、生きててよかったという気持ちになれたんです。自分の出演作にこんなにパワーをもらったのは初めてのことです。必死になっている自分を観て泣いている自分っていうのもなんか嫌ですけどね(笑)。野球をうまく見せることよりも、いかに楽しんでいるか、彼らにとってどんな風に希望だったか、ということを自然と僕たちが体現できていたのだと思います。
≪亀梨和也≫
この地で、この映画をバンクーバーの方たちと観ることができ、とても嬉しいです。ここで改めて客観的に映画を観て、自分の中で色々なものがさらに色濃くつながっていったという感じです。こんな映画に参加させていただいていたんだなあと、幸せに感じました。チーム朝日のメンバーを演じたみんなとは今も親交があり、今日もみんなから「いってらっしゃい!」というメールをもらって来ました。
≪監督:石井裕也≫
バンクーバーで上映することで少なからず心配はありましたが、上映中、観客の皆さんも一緒になって朝日のことを応援してくれたのは嬉しかったですし、単純に、本当に来てよかったと思っています。
バンクーバーのお客さんたちの反応は「強くてでかい」という印象です。一生懸命なプレーへの声援ともいえる「笑い」があたたかかったです。
≪ケイ上西功一≫
この映画は野球だけではなく、戦前に実際あったことを見せていただいて、そのうえ朝日のプレーを見せていただいて、とても嬉しかったです。(妻夫木、亀梨に)お二人とも上手にバントもできていましたね。
観客の上映後コメント
・「GREAT」の一言!
・すごく素敵な映画で、ラストシーンは本当に泣けました。
・実際に、日系の方々と白人の間には喧嘩があったと聞いていますし、それを「朝日」というチームが、野球を通じてフェアプレーに徹することで、敵対していた白人を巻き込んでいくというストーリーに感動しました。最高の映画でした。また観たいと思います。
・しっかりと過去のバンクーバー、当時の時代を感じることの出来る映画でした。とても勉強になりました。
・石井監督のファンです。ストーリーの作りも素晴らしいし、カナダの歴史を感じる事が出来ました。監督がこの映画に込めたメッセージを感じる事が出来てとてもよかったです。
・私の親戚に朝日のチームに在籍していた人がいるのですが、その当時の時代を感じることが出来てとても感動しました!
・このような歴史があった事は全然知らなかったのですが、この映画を観て勉強させていただきましたし、とても感動しました!
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=8519
<溫哥華(加拿大)29日(日本時間30日)=古田貴士>
這次上映作為全球首映,妻夫木和龜梨初次訪問溫哥華。龜梨映紅了眼眶表示道“心裏的很多東西更加深刻的交織在一起。”
作為萬眾矚目作品的首映,劇場前雖然是10°C的寒空下,超過千人的飯拿著手牌蜂擁而至。據說劇場的1800個座位也在2天內全部售空。
邊照顧臥病在床的母親邊從事漁業的,朝日的王牌投手——龜梨挑戰這一角色。舞臺見面時,剛用英語說完“能站在這裏真的很興奮”,把粉絲們的熱情點燃到最高潮。放映剛結束眼眶有些映紅,以穩重的口吻述說道“能夠在這裏與溫哥華的各位一起看到這部作品,真的感到很幸福。在這裏許多東西都更加深刻的交織到了一起”。
龜梨,與上地等共演者交換“羈絆短信”!
龜梨表示,通過劇中的棒球,與飾演以妻夫木為首的朝日軍上地雄輔(35)、勝地涼(28)等共演者進一步加深了羈絆,“直到現在也保持著聯絡。這次也是,收到了來自大家的<一路順風>的短信”。
飾演投手一角的<KAT-TUN>龜梨和也(28)說道“(棒球運動中的)雙殺不成功的話,導演是不會同意的”,對表演場面很有講究。
亀梨和也留言
在這個地方,和溫哥華的大家一起看這部片子,真的很開心。
在這裏再一次客觀地看了電影,更加有了深刻的體會。
能夠加入這部電影感到很幸福。
和飾演朝日團隊的演員們至今還保持著密切的聯系,
今天也收到了來自大家“歡迎!”的信息。
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妻夫木聡&亀梨和也、バンクーバー熱烈歓迎にホロリ「生きてて良かった」
2014年10月1日 05:00
[映画.com ニュース]俳優の妻夫木聡と亀梨和也が9月29日(現地時間)、カナダで開催されている第33回バンクーバー国際映画祭の特別招待作品(ガラ・プレゼンテーション)部門に出品された「バンクーバーの朝日」の公式上映に出席し、熱烈な大歓迎を受けた。妻夫木は、「この作品をやって良かったというのを通り越して、生きてて良かったと思っている」と語り、上映中の観客の反応に思わず涙を流したことを明かした。
同作は、戦前のカナダ・バンクーバーで、差別や貧困の中にあってもフェアプレーの精神でひたむきに戦い抜き、日系移民に勇気や誇り、希望を与え、白人社会からも賞賛と人気を勝ち得た実在の野球チーム「バンクーバー朝日」の実際の記録をもとに、戦前の日系移民たちのドラマを描いているだけに、チケットは発売から2日間で完売。この日は、TheCentre In Vancouver For The Performing Artsの客席を約1800人のファンが埋め尽くし、上映前に同館前で行われたレッドカーペットイベントにも約1000人が駆けつけた。開場6時間前から友人2人と並んだというバンクーバー在住の女性は、「妻夫木さんのファンなんです。カナダ人の夫が大河ドラマ(『天地人』)にはまったことがきっかけで、私も大ファンになってしまいました」と興奮を隠し切れない様子だ。
主人公・レジー笠原に扮した妻夫木は、「僕らの生まれた日本は平和で、いろんな娯楽があるし選択肢もある。ただ、当時は生きるのに必死で、希望は“朝日”だけだったのでしょうね。撮影時の僕は役を演じたというより、1日1日をレジーとして生きていました」と真摯な面持ち。そして、日系移民に対する差別にも触れられているため「心のどこかで不安もありました。ただ、魂を込めて仕上げたし、自分も傑作が完成したと思ってこちらへ来ました」と明かし、自信のほどをうかがわせた。
一方の亀梨は、病床に伏す母の看病をしながら漁業に従事する朝日のエースという難役に挑んだ。舞台挨拶では、「この場に立てて本当に興奮している」と英語で語ると、ファンのボルテージは最高潮に。上映直後は目元を赤くしていたが、「この地で作品を見れたこと、それもバンクーバーの方々と一緒にっていうのが、すごく幸せでしたね。ここでいろいろなことが、さらに色濃くつながっていきました」と穏やかな口調で振り返った。
またこの日は、ブリティッシュコロンビア州に残るただひとりの「バンクーバー朝日」OBで、カムループス在住のケイ上西功一さんも登壇。妻夫木と亀梨の野球のプレイシーンについては、「よくできました。まあまあ、上手でしたよ」とほほ笑んだ。そして、「私たちはバント、盗塁、スクイズで勝っていましたからね」と述懐。客席でケイさんを見守っていた妻のフローレンス上西さんと娘のジョイス・シモクラさんも、「日系移民の古い歴史を初めて映画化してくださり、すごく嬉しいし感無量です」と目を輝かせていた。
石井裕也監督にとって同映画祭は、長編第1作「剥き出しにっぽん」(2007)をはじめ、「川の底からこんにちは」(10)、「ハラがコレなんで」(11)、「舟を編む」(13)の4作が、最新のアジア映画を紹介する「ドラゴン&タイガー部門」に出品されており、今回が5度目の参加となる。自分が生まれる前の時代を描いているが「分からないからこそ面白い」ときっぱり。それでも、「被害者面だけはしないようにと気をつけました。どれだけ頑張ったかではなく、どれだけ強い気持ちをもって生きたかを描こうと思ったのです」とこだわりを明かした。
「バンクーバーの朝日」は、12月20日から全国で公開。
(映画.com速報)
http://eiga.com/news/20141001/2/
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妻夫木が感涙…「生きてて良かった」
2014年10月1日
俳優の妻夫木聡(33)が29日(日本時間30日)、カナダで開催中の「第33回バンクーバー国際映画祭」で行われた、主演映画「バンクーバーの朝日」(12月20日公開)のワールドプレミアに出席した。共演のKAT‐TUN・亀梨和也(28)らと作品の舞台に“凱旋”した妻夫木は、観客の熱狂的な反応に感涙。「こんなに感動すると思ってなかった」と喜びをかみしめた。(バンクーバー・澤田英延)
会場を埋め尽くした1800人の観客から万雷の拍手を受ける妻夫木と亀梨の姿が、戦前に実在した野球チーム「バンクーバー朝日」と重なった。
上映中、バントのシーンに大笑いし、「朝日」の初勝利に拍手を送るなど、大きく反応する観客の様子に、妻夫木は大感激。「笑い声を聞いて思わず涙が出てきました」と喜びの瞬間を振り返った。
一般の観客に披露するのはこの日が初めて。しかも海外での上映とあって不安もあった。しかし、フェアプレーでカナダ人の心をつかんだ「朝日」同様に、映画への真剣な思いは国境を越えて伝わった。妻夫木は「生きてて良かった。自分の作品でこんなにパワーをもらったのは初めてです」と感動を表現した。
ゲストとして招待された「朝日」OBのケイ上西(かみにし)功一氏(92)も「ベースボールだけでなく、戦前に実際にあったことを見せていただいて、とてもいい作品でした」と満足の表情。亀梨は「バンクーバーの方と一緒に見ることができるのは幸せです」と上西氏を含む地元の観客に感謝した。
劇中で日系カナダ人二世を演じた妻夫木、亀梨にとっては“凱旋”とも言える上映会。レッドカーペットでは約1000人の地元ファンの歓迎を受けた。メガホンを取った石井裕也監督(31)は同映画祭にこれまで「舟を編む」(2013年)など4本の長編を出品している常連で、22媒体の地元メディアが取材に駆けつけるなど、注目度も抜群だった。
http://www.daily.co.jp/gossip/2014/10/01/0007380775.shtml
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2014.10.1 05:05
亀梨、上地らと絆メール!妻夫木は笑顔で熱愛質問かわす
【バンクーバー(カナダ)29日(日本時間30日)】俳優、妻夫木聡(33)主演の映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督)が、第33回バンクーバー国際映画祭の特別招待作品として上映された。戦前に実在したカナダの日系人野球チームを描く感動作で、妻夫木とKAT-TUNの亀梨和也(28)は当時の選手と対面。
亀梨は、妻夫木をはじめ朝日軍を演じた上地雄輔(35)、勝地涼(28)ら共演者と劇中の野球を通じて絆を強め合ったと明かし、「いまだに連絡を取り合っています。今回も、みんなから『行ってらっしゃい』というメールをもらった」と告白。
一方、妻夫木は8月に女優、マイコ(29)との熱愛が報じられてから初の公の場。プライベートの絆は順調?と聞かれると、笑いながら「なんですか、それ(=その質問)」とかわした。
(紙面から)
http://www.sanspo.com/geino/news/20141001/joh14100105050001-n1.html
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2014.10.1 05:06
妻夫木聡、感涙「生きていてよかった」主演映画でカナダっ子とりこ
【バンクーバー(カナダ)29日(日本時間30日)=古田貴士】俳優、妻夫木聡(33)主演の映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督)が、第33回バンクーバー国際映画祭の特別招待作品として上映された。戦前に実在したカナダの日系人野球チームを描く感動作で、妻夫木とKAT-TUNの亀梨和也(28)は当時の選手と対面。妻夫木は感涙しながら「僕らの思いはバンクーバーにも伝わった」と胸を張った。
妻夫木らが演じる弱小チーム・バンクーバー朝日軍が懸命にバントし、走るたびに、劇場が温かい笑いに包まれる。
次第に引き込まれていく観客は、一喜一憂しながら朝日軍を応援し、気がつけば日系人も白人も心は一つに。まさに、ひたむきなプレーで見る者をとりこにした劇中の朝日軍の再現だ。
同作のワールドプレミアとなった今回の上映で、妻夫木と亀梨はバンクーバーを初訪問。妻夫木は上映会での好反応を「涙が出た」と振り返り、「こんなに感動するとは思わなかった。この作品をやってよかったというのを通り越して、生きていてよかったなってぐらいの気持ち」と大感激。亀梨も「いろいろなものが自分の中で、さらに色濃くつながっていった」と目を赤くした。
同地を舞台とした期待作の初上映とあって、劇場前には約10℃の寒空の下、1000人超のファンがプラカードを手に殺到。劇場の1800席も2日間で売り切れたという。
感動の対面もあった。上映前の舞台あいさつで実際の朝日軍の1人、ケイ上西功一さん(92)が登場。2人と握手を交わし、劇中の2人のプレーについて「とても上手にバントできてましたよ」と称賛した。
妻夫木は「こんな素晴らしい映画に関われたことは誇らしい」と胸を張り、「僕たちの思いはしっかりと映画の中に刻み込まれている。その思いは確実にバンクーバーの方たちにも、日系の方たちにも伝わったと感じました」。異国の熱狂ぶりは、大きな自信につながったようだった。
「バンクーバーの朝日」
1914年~41年にバンクーバーで活動した日系カナダ移民2世中心の野球チーム「バンクーバー朝日軍」の奮闘を描く。差別や貧困と戦いながら地元のアマチュアリーグに参加、盗塁や犠打などを駆使したスモールベースボールでカナダ人野球チームを破り、日系人に誇りと勇気を与えた「朝日軍」はやがて白人社会にも受け入れられるも、41年の太平洋戦争で解散。2003年にカナダ野球殿堂入りを果たした。12月20日公開。
(紙面から)
http://www.sanspo.com/geino/news/20141001/oth14100105060022-n1.html
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妻夫木聡 主演映画舞台バンクーバーで初上映、温かい拍手に涙
妻夫木聡(33)が主演した映画「バンクーバーの朝日」(監督石井裕也、12月20日公開)が29日夜(日本時間30日)、カナダで開催中の「第33回バンクーバー国際映画祭」の特別招待作品として上映された。バンクーバー市に実在した、日系移民による野球チームの物語。日系人ファンらの温かい拍手に、妻夫木は「生きてて良かった。自分の作品にここまでパワーをもらうとは」と涙を流した。
見上げるような3階席まで埋め尽くした1800人の拍手が鳴り響いた。エンドロールの最中に客席前方にできた人だかりの中心で、朝日軍の主将役の妻夫木が目を潤ませた。自身が一塁へ全力疾走する場面で起きた、温かい応援のような笑い声がきっかけだという。「聞いた瞬間に涙が出た」と、上映中から泣いていたことを明かした。
この日がワールドプレミア。バンクーバー市最大規模の映画館「ザ・センター・イン・バンクーバー・フォア・ザ・パフォーミング・アーツ」での上映は、「バンクーバー朝日軍」が映画の題材だからこそ意味がある。上映前の客席に「I’m glad to be here(ここにいられてうれしい)。皆さんに最初に見てもらえるのを楽しみにしていた」とあいさつした。
朝日軍は人種差別の激しい戦前のカナダで、白人との体格差を逆手に取るスピーディーな“サムライ野球”で快進撃。フェアプレー精神を重んじる姿は日系人の誇りとなり、やがて人種の壁を越えた人気チームに。同市は、今も人口の約半分がアジア系移民で、日系人も多い。現地紙「バンクーバー新報」記者で、94年に移住した西川桂子さんは「多くの人が映画を誇らしく思うのでは」と市民の思いを代弁した。
投手役の「KAT―TUN」亀梨和也(28)が「併殺は本当に成立しないと、監督がOKしなかった」と明かすように、プレー場面にこだわった。一緒に観賞した朝日軍元三塁手のケイ上西功一氏(92)も「当時の朝日のプレーを見せてもらった気分」と太鼓判。客席は、銀幕で盗塁やスクイズが成功するたびに進行中の試合を見るような拍手を送った。妻夫木は「この映画をやって良かった。生きてて良かった…くらいの気持ち。自分の作品に、こんなにパワーをもらったことはない」と充実の表情だった。
▼バンクーバー朝日軍 1914年(大3)にバンクーバーで結成された、日系移民2世を中心とした野球チーム。バントや盗塁、ヒットエンドランなどを駆使してカナダ人チームを撃破。西海岸のリーグを総なめにし、白人からも熱狂的な支持を得る。太平洋戦争の開戦に伴い41年、選手らが「敵性外国人」として強制収容所へ送られて解散。03年、移民社会、野球文化への貢献が認められてカナダ野球殿堂入り。近年再び注目が集まっている。
[ 2014年10月1日 05:30 ]
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/10/01/kiji/K20141001009022640.html
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妻夫木聡「思い伝わった」バンクーバー映画祭で主演作ワールドプレミア
2014年10月1日6時0分 スポーツ報知
【カナダ・バンクーバー29日(日本時間30日)=軍司敦史】 俳優の妻夫木聡(33)が主演した映画「バンクーバーの朝日」(12月20日公開、石井裕也監督)が、当地で開催中の「第33回バンクーバー国際映画祭」でワールドプレミアされた。戦前に実在した日系野球チーム「バンクーバー朝日軍」の活躍をモデルとした物語。1800人の盛大な拍手、笑い、すすり涙に妻夫木は感涙。「思いが伝わった」と手応えを感じていた。
差別や貧困に耐えた日系人に希望を与え、機動力野球で白人からも称賛されながら太平洋戦争で解散した「バンクーバー朝日軍」。その子供や孫世代の3世、4世で満員となった会場「ザ・センター」で、盛大な拍手を送られた妻夫木は上映後、「自分の作品にこんなにパワーもらったのは初めて。この作品をやって良かった(という思い)を通り越して、生きていて良かったと思った」と興奮気味に語った。
物語は、大柄の白人チームの前に歯が立たない「―朝日軍」が、バントや盗塁、エンドランといったプレーで結果を出し始め、リーグ優勝するまでを描く。
妻夫木演じるレジー笠原が、何とか状況を変えようと奇策のバントヒットで一塁に激走するシーンでは、その必死な顔に場内は爆笑。セーフになると拍手が起こった。白人を切り崩し、希望の光が差した象徴的な瞬間。その後も祖父世代の頑張りをたたえているように、加点の度に拍手が沸いた。
「必死に走る自分の姿に、笑いと拍手を聞いて感動し、涙が出てきてしまった。こんなに素晴らしい映画に関われたのは誇らしいこと。僕たちの思いがバンクーバーや日系人の人に伝わっていると感じました」と明かした。
KAT―TUNの亀梨和也(28)も「バンクーバーの人の前で試写を見られたのは幸せ。(物語の設定の街に来て)いろいろな思いがさらに色濃くつながりました」と感慨深げに語った。
会場には「―朝日軍」の選手でエンドロールにも出演するケイ上西功一氏(92)も駆けつけた。時折目頭を押さえながら、「2人のプレーは上等でした。戦前の実際にあったことを見せていただき、とっても良いムービー。素晴らしい歴史的な映画を作って下さった皆さんに御礼申し上げます」と、現代によみがえったことを感謝した。
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20141001-OHT1T50014.html
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妻夫木聡&亀梨和也、バンクーバー熱烈歓迎にホロリ「生きてて良かった」
俳優の妻夫木聡と亀梨和也が9月29日(現地時間)、カナダで開催されている第33回バンクーバー国際映画祭の特別招待作品(ガラ・プレゼンテーション)部門に出品された「バンクーバーの朝日」の公式上映に出席し、熱烈な大歓迎を受けた。妻夫木は、「この作品をやって良かったというのを通り越して、生きてて良かったと思っている」と語り、上映中の観客の反応に思わず涙を流したことを明かした。
・【フォトギャラリー】バンクーバー国際映画祭に出席した妻夫木聡ら
同作は、戦前のカナダ・バンクーバーで、差別や貧困の中にあってもフェアプレーの精神でひたむきに戦い抜き、日系移民に勇気や誇り、希望を与え、白人社会からも賞賛と人気を勝ち得た実在の野球チーム「バンクーバー朝日」の実際の記録をもとに、戦前の日系移民たちのドラマを描いているだけに、チケットは発売から2日間で完売。この日は、The Centre In Vancouver For The Performing Artsの客席を約1800人のファンが埋め尽くし、上映前に同館前で行われたレッドカーペットイベントにも約1000人が駆けつけた。開場6時間前から友人2人と並んだというバンクーバー在住の女性は、「妻夫木さんのファンなんです。カナダ人の夫が大河ドラマ(『天地人』)にはまったことがきっかけで、私も大ファンになってしまいました」と興奮を隠し切れない様子だ。
主人公・レジー笠原に扮した妻夫木は、「僕らの生まれた日本は平和で、いろんな娯楽があるし選択肢もある。ただ、当時は生きるのに必死で、希望は“朝日”だけだったのでしょうね。撮影時の僕は役を演じたというより、1日1日をレジーとして生きていました」と真摯な面持ち。そして、日系移民に対する差別にも触れられているため「心のどこかで不安もありました。ただ、魂を込めて仕上げたし、自分も傑作が完成したと思ってこちらへ来ました」と明かし、自信のほどをうかがわせた。
一方の亀梨は、病床に伏す母の看病をしながら漁業に従事する朝日のエースという難役に挑んだ。舞台挨拶では、「この場に立てて本当に興奮している」と英語で語ると、ファンのボルテージは最高潮に。上映直後は目元を赤くしていたが、「この地で作品を見れたこと、それもバンクーバーの方々と一緒にっていうのが、すごく幸せでしたね。ここでいろいろなことが、さらに色濃くつながっていきました」と穏やかな口調で振り返った。
またこの日は、ブリティッシュコロンビア州に残るただひとりの「バンクーバー朝日」OBで、カムループス在住のケイ上西功一さんも登壇。妻夫木と亀梨の野球のプレイシーンについては、「よくできました。まあまあ、上手でしたよ」とほほ笑んだ。そして、「私たちはバント、盗塁、スクイズで勝っていましたからね」と述懐。客席でケイさんを見守っていた妻のフローレンス上西さんと娘のジョイス・シモクラさんも、「日系移民の古い歴史を初めて映画化してくださり、すごく嬉しいし感無量です」と目を輝かせていた。
石井裕也監督にとって同映画祭は、長編第1作「剥き出しにっぽん」(2007)をはじめ、「川の底からこんにちは」(10)、「ハラがコレなんで」(11)、「舟を編む」(13)の4作が、最新のアジア映画を紹介する「ドラゴン&タイガー部門」に出品されており、今回が5度目の参加となる。自分が生まれる前の時代を描いているが「分からないからこそ面白い」ときっぱり。それでも、「被害者面だけはしないようにと気をつけました。どれだけ頑張ったかではなく、どれだけ強い気持ちをもって生きたかを描こうと思ったのです」とこだわりを明かした。
「バンクーバーの朝日」は、12月20日から全国で公開。
http://news.ameba.jp/20141001-26/
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妻夫木聡 マイコとの熱愛はぐらかす「何ですか?それは」
作品では日系移民チームの主将役を務めたが、野球は「ほとんど初挑戦」という妻夫木は、経験者の亀梨ら“チームメート”と合同練習で絆を深めた様子。4月末の撮影終了後も「いまだに連絡を取り合っている」という。女優マイコ(29)との交際が明らかになったが、こちらの絆については「何ですか?それは」とはぐらかした。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/10/01/kiji/K20141001009022700.html
作品では日系移民チームの主将役を務めたが、野球は「ほとんど初挑戦」という妻夫木は、経験者の亀梨ら“チームメート”と合同練習で絆を深めた様子。4月末の撮影終了後も「いまだに連絡を取り合っている」という。女優マイコ(29)との交際が明らかになったが、こちらの絆については「何ですか?それは」とはぐらかした。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/10/01/kiji/K20141001009022700.html
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妻夫木男泣き バンクーバーが総立ち拍手
【バンクーバー(カナダ)9月29日(日本時間同30日)=横山慧】俳優妻夫木聡(33)が、バンクーバー国際映画祭で行われた主演映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督、12月20日公開)ワールドプレミア上映に出席した。拍手と笑い声があふれた会場で、地元ファンからの温かい歓迎を受け、感激の涙を流した。
エンドロールが流れ始め、会場が再び照明で照らされると、妻夫木は晴れやかな笑顔を見せた。女性ファンからは「キャアア~」「ワアアアア」などと悲鳴のような歓声を、総立ちになった1800人からは拍手を浴び続けた。立ち上がり、後ろを振り向き、お辞儀して感謝の気持ちを示した。隣にいた共演者のKAT-TUN亀梨和也(28)と右手でガッチリ握手。拍手を続ける笑顔の瞳は、涙でうるんでいた。
上映中に、何度も歓声が上がっていた。妻夫木演じる日系人の若者が所属する野球チームが試合に初勝利すると、大きな拍手。バントを決めた妻夫木が顔をゆがめて全力疾走するシーンでは、笑い声と、歓声が上がった。上映後、妻夫木は「みなさんの笑い声や拍手を聞いて、涙が出てきちゃいました。本当に自分はこの映画に関われてよかった」と興奮気味に振り返った。
妻夫木は、98年の俳優デビュー以来、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(11年)など、多くの映画賞を総なめにしてきた。実力者ゆえの悩みもある。上映前には、地元メディアから「俳優業のいいところ、悪いところは」と質問を受け「悪いところ…かは分からないですが、若い時にはいろんなことが新鮮で刺激的だったけど、今は楽しいだけじゃなくて、苦しみに変わっている部分もある。自分自身との闘いです」と、独特の葛藤を明かしていた。
それでも、上映後には「自分の作品にこんなにパワーをもらったのは初めて。もう、生きててよかった…ってくらい感動しました。今後も頑張っていきたいです」と吹っ切れた様子だった。バンクーバーでの英語交じりの大歓声は、日本を代表する若手俳優を、さらに1つ上のステップに押し上げていった。
◆「バンクーバーの朝日」 戦前のバンクーバーが舞台。日本からの移民2世らで結成され、かつて同所に実在した野球チーム「バンクーバー朝日」の奮闘と、差別や過酷な労働環境など、当時の移民らが置かれた厳しい状況を描く。上地雄輔、池松壮亮、宮崎あおい、高畑充希、佐藤浩市、鶴見辰吾らが出演。実際に同チームに所属していたケイ上西(かみにし)功一さん(92)も特別出演している。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp1-20141001-1375549.html
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「バンクーバーの朝日」バンクーバー国際映画祭でプレミア上映-記者会見も
市内各所で開催中のバンクーバー国際映画祭で9月29日、石井裕也監督の「バンクーバーの朝日」が上映された。会場では上映に先立ち石井監督、主演の妻夫木聡さん、亀梨和也さん、プロデューサーの稲葉直人さんが出席して記者会見が行われた。
会見は、同映画祭出品5作目の石井監督が「バンクーバー映画祭は7年前にとても若い時に参加させてもらって以来参加しているが、個人的にもすごく親しみを感じていた。今回バンクーバーについての映画を作らせてもらい非常に縁を感じる」、プロデューサーの稲葉さんが「上映には日系の方も多くいらっしゃるのでどのような反応になるかドキドキしている。ぜひご意見をお伺いしたい」とそれぞれあいさつして始まった。
続いて出演者の2人がそれぞれのキャラクターについて簡単に解説。妻夫木さんは演じた役柄「レジー」に関して、特定の人物像は作らずに臨んだが「その時代に生きた『朝日』の誇りを胸に、自分たちが作り上げる『朝日』の舞台ではいつくばってでも生きていこうという思いで演じていた」と話した。亀梨さんは役柄「ロイ」を「影のあるキャラクターで心を開けずにいるが、野球を通して仲間として受け入れてもらいつつ自分もさまざまなことを受け入れるという役だった。自分も同様に野球と撮影を通じ皆に受け入れてもらったと感じた」と話した。
石井監督は自分が生まれる前の1930年代という時代背景について「(自分には)分からないからこそ面白いと思った。現代の観客にとっても何かメッセージを残せるストーリーだと思っているので、自分が知らない過去の時代のストーリーでも(製作には)問題はなかった」と自信を見せ、当時の日系人の歴史的な背景については「以前は知らなかったし、スタッフも知らなかっただろうと思うし、日本の多くの人も知らないと思う。ただ、映画を作るに当たって被害者面だけはしたくなく、どれだけ頑張っていたか、どれだけ強い思いを持っていたかを映画にしようと思って作った」とした。
作品中レジーが「野球ができるからカナダに生まれてよかった」と言うセリフが出てくるが、監督は「当時の人たちが実際に何を感じていたかは分からない中で可能な限りの調査を行い、朝日の選手たちはこういう思いだったんじゃないかという核心を突こうと想像した。その想像こそが映画を作るということだと思うのだが、最も核心を突けたセリフだっと思う」と満足気な笑顔を見せた。
野球のシーンも多い2人を含むチーム仲間は撮影がない時にも練習があったといい、「撮影前のランニングやキャッチボール、チーム練習など、撮影中は本当にチームとして存在させてもらっていた感がある」(亀梨さん)と感慨深げに振り返り、妻夫木さんは「野球は小学校の時に少し経験があるだけだったが、とにかく一生懸命練習してうまくなろうとした。一度ケガで練習できないことがあったが、その間『俺は野球がしたい』という思いが強くなり、野球と共に生きている自分を感じた瞬間もあった。野球と共に過ごした日々だった」と振り返った。
会場に集まった地元メディアからは終始活発な質問が続き、俳優という仕事を選んで良かったと思うところは、との質問には2人とも「多くの出会いがある」点を挙げたが、亀梨さんは反対に俳優になって悪かった点を「あるキャラクターで体の毛を全部そらなければいけなかった。そった時は良かったが生えてきた時がチクチク痛くて嫌だった」と笑いながら話した。
一行が当日カナダに到着したばかりの中、行われたにも関わらず、俳優陣、監督らとも終始リラックスした雰囲気で質問に答え、時にはお互い笑顔を交わし合う姿が見られるなど制作陣の結び付きの強さが感じられる会見だった。
映画祭ではチケットの完売が続いた同作品の追加上映を決定。10月9日の15時30分にも上映する。チケットの購入は映画祭サイト、または劇場窓口から。
http://vancouver.keizai.biz/headline/1989/
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